sanagi / 知声
概要
歌詞
ままならないことばっかりだ
抱えた膝を食む
何も足りていないとわかっていた
喉元を過ぎた言葉を
奥歯で擂り潰す
目を瞑っても目は離せないな
消えてしまうものだとわかってた
幻と恋に堕ちていた
「もしも」の問い、応えは聞こえない
溶けた躰で翅を作っても
開かない蛹だったから
瞼の裏から、嘆いた
やり過ごすだけの毎日と
束ねたセンスレス
くだらないとかほら、笑うから!
消えてしまうものだとわかっても
焦がれた思いは消えはしない
蛹の中、かたちをなくしても
いつか羽ばたくことを信じてた
その眼差しに恋をした
あの時ほんとは、泣きたかったな
同じように羽ばたけると思ってた
消えてしまうものだとわかってた
それでもこの目に映ってた
さよならまた、憧れを零した
蛹、羽化を待たずに朽ちてゆく
それでも灯る温度だけ
確かに残した、痛いくらい熱い
ただ、此処にいたくはないからってさ
笑った