END
概要
「さよならその声が好きでした
もう魅力なんてもんはわすれちゃったけど」
まるで呪いみたいにこびりつき
頭の中で笑い続けてる
簡単なことだ
こうなることは
なぜか遠い世界のことだと思っていた。
なんて事のない
雑多な日々が
今じゃ痛く恋しくて仕方がない
もう早くくたばってしまおうと思っている
砂を噛んでるような日々しかないから
生きる意味といった勘違いが必要だったんだと気づいた
「さよならその声が好きでした
もう魅力なんてもんはわすれちゃったけど」
まるで呪いみたいにこびりつき
頭の中で笑い続けてる
嘘であればどんなにいいか
何回下唇を噛んだかなんて覚えてない
冗談が聞けない六畳半では
こんな薄っぺらい歌さえ刺してくるんだな
もう何をしたって無駄だと知っている
繋ぎ止めるものなんてここにはないから
きみが笑っていた理由を今理解することができた。
出会う前に戻った後だ。
どれほど嘆こうと進んでく
いつも通りの日々を置いていかなければ
ならないけどそんなに強くはない
全て終わらせたいと強く思う。
最後にありがとうと絞り出す。
目を合わせるのが精一杯だったけど
きみの瞳が酷く恐ろしく
息の仕方を忘れるほどでした
「さよならその声が好きでした
もう魅力なんてもんはわすれちゃったけど」
まるで呪いみたいにこびりつき
頭の中で笑い続けてる
誰かと今も笑い続けてる