Z賞

ただ願うのは、永久に藍の手はすっ飛んだ。 ただ、ただ、夢を観ていた。 まだ眩んでた、声に故意の目が消えそうだ。 まだ、まだ… ねぇ、どうか、どうか追いつかないで。 今は、今は、聴きたくないや。 もうさ、もうさぁ、燻る今日は、 今じゃ、今じゃ、曇る芽の中。 まって、まって、おいつけないよ。 まって、まって、おいつけないよ。 まって、まって、まって、まって、 まって、まって、まって、まって！！ 向こうへと、向こうへと、嘆いても、届きゃしないだろ。 優しさも、その手も、怖いんだよ、近寄らないでよ。 なぁ。 ただ霞んでた、僕に生の字はないようだ。 ただ、ただ、望む徒花。 まだ空っぽな、ソレに脳味噌が吹っ飛んだ。 まだ、まだ… あ、そうか、そうか、もう意味なくて。 しらばっくれた、暮もサヨナラ。 揺れた、触れた、二粒の命。 今じゃ、今じゃ、泣き出しそうな。 なんで、なんで、おいつけないよ。 なんで、なんで、おいつけないよ。 なんで、なんで、なんで、なんで、 なんで、なんで、なんで、なんで！！ 向こうへと、向こうへと、嘆いても、届きゃしないだろ。 優しさも、その手も、怖いんだよ、近寄らないでよ。 向こうへと、向こうへと、嘆いても、届きゃしないだろ！ 優しさも、その手も、怖いんだよ、近寄らないでよ！ なぁ。 まだ願ってた、永久に声などは消えそうだ。 まだ、まだ…