ふたりきり、どこまでも
概要
右肩の上で君が寝ている
少し疲れた顔をしている
汽笛鳴って、ふたりきり
絡めた指先 力込めた
どこまでも どこまでも 遠くへと
震える体を抱きしめた
あの日の景色が夕日に溶けて
眩しさに目をそむけているよ
身を寄せ合うほど寂しくなるし
いくら求めても 満たされなくて
逃避の果て、泥の中
底なし沼だと知っていても
どこまでも どこまでも 行けるなら
わたしたちだけの国に行きたい
耳鳴りするほど静かな夜が
明けないように祈っているよ
「波の下にも 楽園があるの」と
伏し目がちの瞳が揺れてる
終着駅が近づくけど
今はまだ 少し生きていたいよ
どこまでも どこまでも 遠くへと
震える体を抱きしめた
あの日のふたりが夕日に溶けて
眩しさに目をそむけているよ
右肩の上で君が寝ている
少し疲れた顔をしている
ホームの端、ふたりきり
このまま世界が消えちゃえばいいな