サカエ相聞譚 / 知声(Chis-A)
概要
▶︎
曲ってのはサァ
一人じゃあできないのサァ
▶︎
サカエ相聞譚 / 知声(Chis-A)
詞・曲 ヤギ
マスタリング Mano
イラストレーション いめい
YouTube
https://youtu.be/PxZEDfVca0s?si=6ACUSz9EKSMgt1Kw
▶︎
歌詞が概要欄文字数上限だったので歌詞カード風ぺら1作りました↓
https://drive.google.com/file/d/19II9r8Bv6afQXNdK1USkPUSnMQbbqRkQ/view?usp=sharing
って言ってたら即対応してくだすって
文字数制限緩和してくれました
ベリベリビッグ感謝です テヘペロン
▶︎
サカエ相聞譚
奇怪に這うくらいに泥と酔えば がなり出す蹌踉
逆向いた水母を睨めているのも 感度が奮っているんだ
ひと頻り善がるようなソリストの夢
仇敵は及第点だろうに
君の愛に逝く
光源過多に惑う宵の蟲 味気ない興に向かっている
誰も彼も死に体になって、隘路に
騒然、盛っている 同意を無心 爆ぜる価値を繕っている
萌えと枯れを科学的に口説き伏す、アイロニー
微温っていく慕情 殷賑に縋る胡乱
マキァヴェリも大悦に至る権謀なんでしょう?
吝嗇の恥に劣れば 健啖家風情は肥える
後生の路銀まで賭けてこそ
苛々し甲斐ないね 君の鮸膠は杳と知れずでさ
「あいや、待ってくれ!」とごねているのも、
滑稽と分かってはいるの
ひとりきり嗽うのか? くだらないよなぁ
矜持は茹だる寸前だろうに
明け透けの嫣然に、君の覗く弥歯が焼き付いている
倦怠と奇矯が蠕動をして 街を蟒蛇んだ
花唇はすぐに回り始めていく
託つけた騎士道も 後腐れたリビドーだった
成れの果ては道化師と化したネオテニー
衷情は不肖の蘊奥で 決め手を待つ
サーニニズムが天啓と気づいていたんでしょう?
嗄れた嬌声を聴け 底突きの財嚢を憂え
溶けるくらいの抱擁で度を越すのさ
炎の前に
堪え難いのさ、饑むのは 詔と もう大差ないなぁ
利き手を伸ばすほど 僭上が泉下となるの
愛しきひとのため歌でも詠めば
人麻呂と匹敵するだろうに
筆が乾いても
あざとく 君が笑うなら
「依羅に立つ徒波だろう」
「妄動しようもないよなぁ」
「戯けった自涜で終わるはず」とそれが正しく見えるか?
ねぇ
さわりだけでいいの 序破急とか全部あとにして
櫂はないが、凪も意に介さんで
定石に飽いていたんだろう
馬鹿みたいだ
今日が明日を差すまで 君の声が聞きたいとか
痛みがあるくらいが丁度いいと思うなぁ
メタフィジクなんて詰まらないの
肉叢の飢えも
「どうにかしてくれ!」とごねているのも、当意即妙な答
いじらしく胃の腑が空になるまで
浅ましく月の明かりを探しているのも
嫌いじゃないや
ビードロの中で生きたら いつでも死んだっていいの
その髪に溺れてしまえば いつでも死んだっていいの
睦言が甘く混ざれば いつでも死んだっていいの
最期には君の顰笑を 想い眠りたいだけなのに
君の愛に逝く