「「幸せ」」
概要
若くして世を去った「さっちゃん」と「ボク」の幸せが重なる場所で。
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さっちゃんが写った
写真を見せたら
「見たことのない顔だね」って言われたよ
そんなことも知らなかったんだ
君が居なくなった世界は
とても悲しくて
確かにそこにあった
小さな幸せにやっと気づいた
君がそこにいることが
笑いかけてくれることが
当たり前に思って
君の幸せ 願ってるつもりで
泣かせてしまってた
もう届くことはないと 知っているけど
僕は 今も 想うよ
さっちゃんに言われた
「愛されてるって
何かが欲しかった」って言葉には
不安ばかりが
溢れていたんだ
君が居なくなった世界は
とても悲しくて
一つ一つの言葉
心を締め付けて棘を残す
僕がそこにいることが
元気付けてもらうことが
当たり前に思って
君のことくらい 解ってるつもりで
泣かせてしまってた
もう届くことはないと 知っているけど
僕は 今も 想うよ
招待された結婚式
僕の右側が寂しくて
君がここに居ればいいのに
そしたらもう
君を放さないのに
君が遺した足跡を
君にもらった思い出を
時の波が掠って
ああどうして 大切なものたちが
静かに 溶けてゆく
君がそこにいることが
笑いかけてくれることが
当たり前に思って
君の幸せ 願ってるつもりで
泣かせてしまってた
もう届くことはないと 知っているけど
僕は 今も ...
悪かったね ごめんねって思いながら
僕は今日も 頑張ってる
京橋 ひよわ
@khiyowa