星のかけらでできている
概要
星のかけらでできている という曲のデモです。
CreativeCodingと組み合わせて制作しました。
===Lyric===
かつては海を望んでいた
そこにはなにを望んでいた?
確かに僕は及んでいた
不可逆なもの すなわち時間
他愛のない感情を
どうしてあれほど説明できたのだろう
誰かにわかってほしかった?
そんなの意味なんてないのに
耳鳴り やがて
消えてしまった痛み
言えてしまった別れ
そしてしまった
どれほど季節が流れても
あれほど稚拙な日々は来ない
海鳴り やがて 終わる
この先もきっと僕たちは
輝きをずっと傍らで
遠くからそっと祈るように
眺めていられるかな
頼りない声を合図に
飛び出した揺らぎの背後で
僕たちは星のカケラでできている
例えばの話だけど
君には言えない秘密があって
僕には見えない灯りがあって
あたかもどうにもできないようで
それならこうして肩寄せ合って
悴む身体を寄せ合ったって
そんなのもちろん意味などなくて
ただ 耳鳴り
やまない雨などないという
誰かの言葉を信じるとして
あるいはやまない事象はないと
言い換えるべきではないだろうか
明けない夜があったとしても
それがある種の幸福のなかに
浸るための手段だとすれば
それはある種の夜明け
海鳴り サイレン どうして
この先もきっと僕たちは
瞬きのずっと向こう側で
人知れずそっとどこかに
流れてしまうのかな
頼りない背中合わせて
はみ出した肩を並べた
僕たちは星のかけらでできているから
耳鳴り いつか すべて 終わる
見窄らしい感情
騒々しい連想
名前のない惨状
確からしい閃光
誰もが見上げている
僕らは透過している
明日も陽は出てくる
僕らは透過している
この先もきっと僕たちは
輝きのずっと傍で
いつまでもそっと祈るように
笑っていられるかな
頼りない声を合図に飛び出したあの青い灯も
僕たちも星のかけらでできているから